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2008/8/28 質問の前提は?

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こんにちは。鈴木達也です。


今日のテーマは、


「質問の前提は?」


です。


それでは、よろしくお願いします。



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社内にコーチングの制度を取り入れている企業も多くあるようです。


上司が部下のコーチとして会話している場面を想像してください。




「どうも仕事を正確に行うのが苦手なんです」と部下。


「なぜ仕事を正確にやることができないの?」とコーチ。


「多分、注意力が足りないのではないかと思います」


「では、注意力を上げるにはどうしたらよいと思う?」


「そうですね・・・睡眠を十分にとって仕事に集中したいと思います」




このように目標や問題を抱えている当事者に対処方法を考えてもらう質問をするのがコーチの役割です。


しかし、質問の仕方によっては、逆効果ということもあります。


上の会話で何がうまくいっていないか分かりますか?




部下は「仕事を正確に行うのが苦手」と言っています。


苦手というのは得意ではないという意味で、必ずしも常にできないという意味ではありません。


ところがコーチは、「なぜ仕事を正確にやることができないの?」と質問することにより、


”部下が仕事を正確に行えないこと” を前提としてしまっています。


そこから先の会話はこの前提をベースとして成り立っています。


結果として、部下は自分は仕事を正確に行えないという意識を持ち、その状態で行動をしていくことになるのです。




ではどうすればよかったのでしょうか?


「具体的にはいつ何を正確にできなかったのですか? 正確にできていることは何ですか?」と


コーチは、部下が「苦手」と大括りに言っていることに対して、具体的な出来事を聞いていくべきです。


そこで始めて、何がうまくできていなくて、うまくできていることは何なのかが分かります。


事実が分かってこそ、適切な行動を考えることができるのです。




全ての質問には、質問を成り立たせるための前提があります。


前提が相手を力づけるものなのか、相手の力を失わせるものなのかによって、会話は大きく変わります。



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今日のポイントは、


★★★ 「質問の前提は?」 ★★★


です。


質問の前提に注意することにより、会話をより有意義なものにすることができるかもしれません。


それではまた。



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